おかさんクリニック

ホルミシスについて

運動などで体にストレスを加えることで、細胞レベルでの防衛・修復機能が高まることはよく知られていますが、このようなストレスは少な過ぎても、多過ぎても改善効果を認めません。ホルミシス療法とは、通常は有害作用を示す物質が一定量の範囲では生物活性を上昇させる現象を言います。放射線ホルミシスでは微量の放射線を浴びることで、活性酸素に対する抗酸化物質増加し、DNA修復能力が向上することで細胞の活動が亢進し、あたかもホルモンのように活性作用を示すことから、ホルミシスと命名されました。

私たち日本人の年間放射線量は2.1ミリシーベルト(0.24μSv/h)で、大気から13%、食品から47%、宇宙から14%、大地から16%となっています。世界には、中国の陽江(ヤンジャン)、インドのケララ、イランのラムサール等、日本より2倍から10倍程度自然放射線が高い地域がありますが、疫学調査では年間死亡率やガン死亡率とも世界平均より低いことが分かっています。また宇宙ステーションでの被爆量は1日当たり地上の100倍(半年分)にあたる1ミリシーベルトですが、被曝による健康被害がないばかりか長寿の傾向が認められ、ガン発生率の増加も認められませんでした。

一般社団法人ホルミシス臨床研究会では、年間自然放射線量の10倍から100倍程度の放射線暴露で血行改善や基礎体温の上昇等の健康増進効果、免疫機能改善によるガン抑制効果等が認められると報告しています。
当院ではラジウム鉱石を用いたラドン吸入器、ラジウムマット、ラジウムセラミックを用いたホルミシスルームを設置しています。

※ ホルミシスルームのみの使用をご希望の場合であっても、適応など評価するために初回の診療は必要となります。